落ち葉が増えてくると冬眠の合図です。
今年も庭を見れば木の葉が舞い散る季節となって参りました。これからイナゴなどのバッタがだんだん採れなくなり一部生体たちは冬眠に入ります。例年通り、ホウセキカナヘビR&J/E&W、アオダイショウ、コリアンラットスネークは冬眠へ、初チャレンジ軍団としてホウセキカナヘビKCCB2023の育った個体、タイリクシマヘビ、ストケスイワトカゲ、ミスジハコガメ、シロクチドロガメ、ハーレラドロガメなんかもクーリングを兼ねて実施中。本日11月2日に屋外飼育中のジーベンロック軍団は店内に戻すと。
去年、完全に冬眠に入ったのはいつ頃だったっけなーとHPのお知らせをチェックしたが、ネタとして上げてなくてショック。こういうのはネタとしてお知らせ掲載しつつ、将来飼育管理の参考になるのだが、やってなくてダメだな。今年は冬眠に入る様子をHP掲載し、来年の今頃の時期に参考となるようにしたい。
ホウセキカナヘビKCCB2023は今年初めて冬眠に挑戦だ。上の若いホウセキカナヘビたちは2023年の9月に生まれた個体たちである。2023年11月にハッチした別クラッチの個体たちもいて、こちらのグループは冬眠させずに店舗にて育成し、近々HPにアップしたいと思っている。
去年は12月頃で結構ポカポカ暖かくて外のカナヘビ君も落ち葉に埋もれた中ガサゴソ動いていたのでちょっと心配だった。今年は早めに寒くなってくれるとありがたい。因みにオレが生体を冬眠をさせるのは効率が良いからである。
冬眠中はエサ代、電気代、掃除やメンテナンスにかける労力が無くなりワークロードの緩和。
野生本来の生活様式を再現することで、その爬虫類をもっと知ることができ飼育技術の向上となる。
冬眠をさせることにより繁殖率が上がり自家CBの産出も行える。利益となる。
冬眠をする生き物の立場になって日々思考錯誤するので気温や気候などにもより詳しくなれる。
これら全てオレの人生にとって効率が良いのである。多くの人は効率が良い=近道や楽な道と解釈してしまいがちだが実は違う。効率が良いというのは学び成長するという事だ。効率が良いというのは長期的に物事を考え、それ以外の事にもプラスに働くような生き方を言う。冬眠をさせることでオレにとって上記のようなメリットがあり、人生が豊かになるのだ。皆さんも人生を効率良く生きよう。瞬間的な満足や一時的に楽な道を選んでも何の意味もないぞ。…とまあ、人生の岐路に立っている娘に伝えたいことなんだが(;’∀’)
今日さっき、ジーベン移動する時にエサと間違えられて腕噛まれたぞ(‘Д’) ストケス、ミスジ、シロクチ、ハーレラ当たりは11月いっぱい様子を見つつ、メキシコ軍団は12月にはバックルームに戻す予定。上はエサとなるバッタ。冬眠を控えている生体の栄養補給だけでなく、店内のモニター類やトカゲ類のエサとしても利用している。夏はカナブンやハナムグリなどの甲虫類、ショウリョウバッタなど、秋からはイナゴやエンマコオロギなどを与える。爬虫類の世界で定番となっているイエコはオレから言わせると最終手段的なエサでこういった野生のエサが採れない時期にしか与えない。うちで飼育している生体はミネラルと栄養が豊富な野生のエサが主食なのではっきり言って温室育ちの同種よりも強い。オレは爬虫類に野生本来の強さを求めている。だからジーベンに噛まれても「お、やるじぇねえか」つって誉める。ここが他とは違う。