長文のみで失礼いたします。6月30日2025年
かめぢから創業22年、最初は実家の一部屋から始めた通販専門の爬虫類ショップ(店主カメボスはレンタルビデオショップの深夜バイト、日雇いのガテン系バイト、新薬の人体実験バイトを掛け持ちする23歳)、21年前の今日くらいに実店舗としてオープン(ログハウス風のカメ屋としてオープン。カメボスは相変わらずファミレスで深夜のコックなどバイト掛け持ちでカメ屋を経営)。家族が増え、現在のかめぢからに増築したのが17年くらい前となります。

創業以来22年間ワンオペだ。一切誰の力も借りずに一人でやってきた。自慢ではなく事実。オレほど努力している人間はこの地球上にいないと断言できる。かめぢからを始める以前も「人生がどう転んでも爬虫類の研究ないし、爬虫類の調査、とにかく爬虫類を仕事にする人生」と決めて生きてきた。だから爬虫類とともに歩んできた年月は40年以上である。さすがに40年もやれば爬虫類に詳しくなるし、開業した時のオレと今のオレではスキルや経験値が全然違うのは言うまでもない。しかもワンオペであるから嘘偽りなく、経過した時間全てが自分の学びとなっている。他人(従業員、社員、アルバイト君、派遣君など)に仕事をやらせて創業何十年とかほざいてる、肩書きだけの無能な経営者とは違う。正直、今まで一人で良く頑張ったなと思っている。そんなわけで忙しすぎて時間がないという理由で生体の発送は6月いっぱいで終了、7月以降は生体の発送はしない。冒頭で説明したように最初は通販専門の爬虫類ショップとして始まったかめぢから。生体の通販/発送をなくすのは断腸の思いである。今日、今すぐ告知を出さないとまたズルズルやってしまうと思い、お知らせを出した。オレがもしもう一人いたら発送を続けるだろう。しかしオレは1人しかいない、1日は24時間しかない、どう頑張っても変えられない。仕事の精度が上がって販売する生体のクオリティーが高まるものの、オレの時間は増えない。また仕事の精度が高まるほど、細かい作業時間は増えるという事、意識することが増えるという事。時代の流れもあり、今が生体発送の辞め時と判断した。生体の発送は終了。欲しい生体がいたらお店まで直接買いに来てください。

生体のHP掲載は続けます。今後欲しい生体がいたら、メールにてご来店予約を入れ、かめぢから店舗まで直接ご来店の上、お買い上げください。ご購入予定の生体を入れるケースなども持参いただけると助かります。生体発送が無くなった分、より充実した生体のラインナップと飼育技術の研究に時間を注ぎ、邁進していきます。
通販の心に残る思い出。

13年くらい前にセマルハコガメを発送して、客人から死亡して届いたと連絡があり、「絶対そんなはずはない」と、写真を送ってもらったところオレが発送したセマルではなく別の個体だった。背甲のシームの形状が違うし明らかに別個体。「それはオレが送った個体じゃない、あなたカメをすり替えてインチキしようとしているでしょ?いいですよ、今から警察に連絡します。タダじゃおかねえから覚悟しろ」と電話で連絡、その後、相手から「川崎の○○○○で同じタイミングでセマルを通販購入して死んで届いたのはそっちの個体でした、すいません」と謝罪があったものの、納得いかない。許せん。

通販専門店のかめぢからとしてお店を始めて間もないころ大阪のSって奴にインドホシガメ♀を送った。「♀じゃなくて♂に見える、多分オスだ」とクレームが入り、もめた結果なんかオレが5000円分返金する羽目になった。お店を始めて間もなかったので、本当、オレ、何もわからず周りに相談したら「こういう時は販売した側(お店)が折れるべきだ」「お店側が謝罪をすべき」と言う意見が多く、5000円返金(メスの方が高価だったため、♂という事での差額分という事で合意だったと思う)。その後Sはビッターズにパパ~パパ~というIDでオレが売ったインドホシガメを(♀です。産卵経験有)と言って出していた。最低のゴミ野郎のこいつも許せん。

岡山に向けて発送したアカアシガメが運送会社のミスで青森県に行ってしまったこともあるし、今年の冬にも運送会社の仕分けミスで配達が間違われたことがあった。もちろん許せん。
こんな感じでたくさんの「許せん」思い出が昨日の出来事のように思い出される。思い出しただけでも、ハラワタ煮え繰り返ってくるが、これ以外は全て良い思い出です。皆さん、本当に今までかめぢからの生体発送を利用していただきありがとうございました。日本全国の方々にカメ、トカゲ、ヘビをお届けすることができ、私自身も成長できたと思います。爬虫類発送数約3000個体死着0、これは私の誇りです。

かめぢからのご来店には事前にご来店予約を。ご来店予約はご来店予約フォームに必要事項をご記載の上、ご送信ください。