かめぢから飼育セットのご依頼に応えます。

かめぢから飼育セットのご依頼に応えます。

リクガメの飼育はかめぢから飼育セットで始めよう。楽しいリクガメワールドへようこそ
今日はカメボスさんがどんな手順でかめぢから飼育セットのセッティングをやっているのか覗いてみましょう。かなり細かいところまで調整してセッティングしてくれるようですね。

カメボス
カメボス

それじゃあセッティングを始めるか。ケージの梱包を解いて、まずは金具部分の調整。カメが手前でドタバタしても扉がガタガタ動かないようにする。床材を敷き詰める。床材を敷いておくとライト類セッティングの時に手が滑って落下しても床材がクッションになり破損を免れる。まず初めに床材敷いておくの重要。

カメボス
カメボス

一番奥側に位置する全体照明を設置する。今回の依頼はZOOMEDテラリウムフードだ。その手前に暖突をセット、暖突は正面から見ると水平であること、横から見ると少し奥側に傾いているのがポイントだ。こうすることで熱を逃がさないで保温することができる。また暖突と全体照明の干渉をできるだけ少なくし、影ができにくくするのも重要。暖突の設置はすごく位置取りが難しい。この部分、一朝一夕でできるものじゃない。何十台もセッティングしてきた経験値が必要。ソーラーラプターの動作確認をしつつセットして、最後は角度を調整したハロゲンを設置だ。ソーラーラプターの組み立ても実はムズイ。電球が入る角度が微妙でまっすぐ入れようとすると点かないことが多いのでネジ巻きに逆らわず自然に回し込んでいくテクが必要。ライト寿命を少しでも長くするために一発で点灯させるようにしてる。サーモのコンセントを入れて現在時刻、ライト点灯時間、ヒーターの温度設定をする。サーモセンサーもケージに固定だ。予備バッテリー充電のため、3時間くらい通電させておく。予備バッテリーの充電をちゃんとしておかないと、いざお届けした際にサーモの設定が消えてしまっていることもあり得る。サーモの設定もセッティング代に含まれているのでちゃんとやらないといけない。説明書には予備バッテリーは1時間くらい持つとあるが、オレがセッティングするとなんと50時間くらい持つ。なので発送後お届けまで2日かかる地域でもサーモが活きた状態でお渡し可能だ。これ、かめぢからマジック。

こんな手順でセッティングしているんですね。初心者では目が行き届かないところ、ライトの角度だったり暖突の向き、正面ガラス扉の金具調整など飼育を知り尽くしたカメボスならではの配慮に感動して涙が出てきました。

パネル