年内にやっておきたいケージメンテとカスタマイズ2。

年内にやっておきたいケージメンテとカスタマイズ2。

12月1日の続き。そのまま閑古鳥パワーで130㎝ケージも改修していくのです。12月6日2025年
これを完成させれば来年は良い年を迎えられそうです。前回の90㎝×60㎝ケージの補修と同じ要領でカスタマイズを進めていきます。かめぢからは生体管理以外にもこんなお仕事盛りだくさんですよと言うアピールになれば。毎日工事、毎日増築、ウインチェスターミステリーハウスかの如く。しかし当社はほとんど費用をかけない(‘Д’)

カメボス
カメボス

皆さんはウインチェスターの呪い、ウインチェスターミステリーハウスをご存じだろうか。40年近く毎日、増築/改築をしていたお屋敷の話である。詳しくはネットで調べてみてくれ。かめぢからも現在の店舗になって以来ざっと17年間、毎日、飼育設備/備え付け什器の増築/改築をしているわけだが、何の呪いなのか未だに解明できていない(;’∀’) ただ単にオレのやる気がすごいだけだと思うんだが…。そんなわけで早速130㎝ケージのリペア、カスタマイズに取り掛かる。

カメボス
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130㎝x45㎝ケージである。半分の仕切りをして65㎝x45㎝ケージx2としてよく使っていたが、今回の床部の補修とともに仕切りもなくして130㎝の広さを丸ごと、さらにかめぢからベース陸型(127㎝x12㎝、スロープ幅12㎝長さ27㎝x2個)を入れて合計2172㎠の増設を図る。つまり130㎝ケージに43㎝×50㎝の広さが付け足される計算だ。すごいぞかめぢからベース、立体的な空間を活かしてカメが動ける広さをプラスアルファだ。床材の撤去からクリーニング、PVCを底部分に合わせてカットして敷いていく。

カメボス
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ケージの壁部分も下側が痛んでいるので前回と同様に桧(ひのき)の枠で補強。桧代で1500円ほど。ニスで何度か塗装して耐久性をアゲアゲ。桧(ひのき)は本当に強いので床材に散水しようがカメが動き回ろうが10年は劣化なし。杉だと2年前後でボロボロになってくる。この枠がかめぢからベースを支える梁の役目もしてくれるのだ。

カメボス
カメボス

力土オリジナルを敷き詰めて8割完成。ココパーム微細、力土COAT、力土COAT2O24と順番に敷き詰めていく。今回もとても良い感じ。自然の地面のようだ。底面ヒーターは今回も撤去。ケージの前面はサンラメラの熱風の通り道となっているので下からの温めはOK。それにしてもこの前まで夏だと思っていたらもう夜はかなり冷え込む12月だ…1年早い。

カメボス
カメボス

ベースは前回のリペアで実家で見つけた古板のもう1個の方を使う。45㎝奥行きにちょうど良いサイズである。今回も色塗りはなし。古木本来の汚れ、時の流れによる変色を最大限に活かす。透明ニスを分厚く塗り、トロトロのレトロ感を出しつつ、カメの糞なども簡単に洗い流せるように表面加工をする。スロープを付けて完成。

カメボス
カメボス

かめぢからベース陸型を設置した130㎝ケージ全体像。これで安心してあと40年くらいは使えるだろう(‘Д’) 17個体いるイベラギリシャ(ギリシア産)のうち半分をこちらに移動。これで90㎝x60㎝ケージに9個体、130㎝ケージに8個体とちょうど良い数で分けることができた。10月20日2025年のイベラ軍団との約束をしっかりと果たしたぞ。ライティングは蛍光灯台ツイン60、BarTypeソラリウム200、向かって右側に明るく輝くライト20年も使っているREXサンビームUV20である。ケージ向って右側はBarTypeソラリウムで十分なUVB照射。向かって左側のサンビームUV20から現在放出される紫外線UVBはゼロ(20年前は10㎝の距離で1000とか言う数値だった)、太陽光に近い白系の眩しい光だったが20年の歳月でオレンジ色っぽくなっている。捨てるのはもったいなのでまだこのまま。もう少し白系の光に偏らせてUVB照射のカスタマイズを思案中である。

カメボス
カメボス

今回も数十年の味がある古板をかめぢからベース陸型にカスタマイズ、レトロ感あふれる空間の完成ができあがった。古き良きモノと科学の融合にオレの血と汗と信念、永遠に工事中と言うウインチェスターっぽい呪いが入って、かめぢから空間の完成だ。

かめぢから
かめぢから

イベラギリシャ君との約束を守りましたね。これで2026年も胸を張ってカメたちの世話ができるというものです。なんかもう次のカスタマイズを考えているようですが…今回2つのケージに分けたイベラギリシャ(ギリシア産)の個別掲載も全部やってくださいね。

パネル